• アディクション・依存問題は医療に繋がりにくく馴染みにくい特徴がある。また、海外では「いわゆる依存症(病的依存)は治癒はしないが回復可能な病」という考え方に基づいて、回復を支援するサポートやプログラムが現在まで小規模な共同住居から大きな長期滞在型施設まで多様に展開されてきた。その中で、依存問題を有する当事者が回復を支援する形態をとるものは、当事者主導型回復支援施設と呼ばれる。日本では、アルコール依存の回復支援施設マック、薬物依存の回復支援施設ダルク、ギャンブルの問題を抱える人たちの問題解決を支援するワンデーポートなどが当事者主導型回復支援施設として活動している。