アメリカ精神医学会による精神障害の統計・分類基準DSM-Ⅳ、WHOの国際疾病分類基準ICD-10に掲載された問題水準のギャンブリング習慣に対する診断分類の基準。DSM-5への改定によりDSMからは病的賭博はなくなった。また近く改定されるICD-11からもなくなる予定である。DSM-5のギャンブリング障害とは異なる基準であり、ギャンブリング障害の中等度の一部から重度のレベルが病的賭博に相当すると推測されている。診断においては、医師等の専門による確定が必要。いわゆる従来のアルコールなどの「依存症」と同じような水準と読み替えられ、「ギャンブリング依存症」と恣意的に書き換えられることが多く、用語混乱の一因となってきた。