• 問題あるギャンブリング習慣を持つ人たちの調査では、問題レベルやギャンブリングの行動量が、特別な介入を行わずともかなりの率で自然に減少または消失することが知られている。いったん問題が生じた状態になった人が、自然に問題改善することを「自然回復率」と呼ぶ。

  • 同じ人に複数の精神障害が存在する場合、主たる問題となっている精神障害に合併する精神障害を重複障害と呼ぶ。ギャンブリング障害においては、海外ではアルコールや薬物の物質使用障害、注意欠陥多動障害、うつ状態などの併存・重複が多いことが報告されている。精神障害以外にも身体の障害や疾患が、問題となっている精神障害との影響がある場合、それらの身体障害・疾患を併存(重複)障害・併存疾患と呼ぶこともある...